HQ

ヘッドクオーターとは

ヘッドクオーター(HQ)は、アーミーを率いる司令官です。たった一体でも、最強クラスのパワーとバイタリティーを兼ね備えています。また、通常のユニットでは所持できないような強力な武器や装備のほか、戦況を大きく変えてしまうほどの特殊能力を発揮するものも存在します。なお、どんなアーミーでも最低ひとつのヘッドクオーターユニットを迎える必要があります。


マルネウス・カルガー

マクラーグ卿こと、マルネウス・アウグストゥス・カルガー。たったひとりで一個部隊に匹敵するほどの戦力と、戦況を優位に向けるスペシャルルールを備えた、ウルトラマリーンの戦団長(チャプターマスター)です。そのかわり、コストも重戦車級。よほどの高ポイント戦でもないかぎり、彼が活躍できる機会はまずないでしょう。

戦団の至宝である「アンティロカスの鎧」と呼ばれるターミネイターアーマーを着込み、両手にはストームボルター付きのパワーフィスト「ウルトラマールの聖篭手(ガントレット)」。おまけにパワーソードも装備しています。テレポート誘導装置を内蔵しているため、予備戦力のターミネイター・スカッドを自分の周囲に呼び寄せることも可能です。


中隊長シカリウス

じっと戦況を見極めているような、威厳ある姿勢のキャプテン、ケイトー・シカリウス。ヘルメット頭頂部を飾る、扇状の羽飾りが特徴的です。

スペシャルルール「痛みを知らぬもの」を持つアーティファイサーアーマー「宗主の覆い」で身を守り、一撃必殺のパワーソード「タラサールの嵐の剣(テンペストブレイド)」とプラズマピストルで武装。背中のバナーは、彼がウルトラマリーン戦団第二中隊を率いている証です。


主席司書官ティグリウス

銀河最強クラスのサイカー(超能力者)であり、スペースマリーンを代表する主席司書官(チーフライブラリアン)、それがヴァロ・ティグリウスです。ゲームに登場するすべてのサイキックパワーの中から選択できるほか、予備戦力の到着判定の振り直しができる「予知能力」などのスペシャルルールを持っています。

さまざまなサイキックパワーで、おもにアーミーの補助的役割を果たすライブラリアンですが、ティグリウスは戦団の至宝「獄炎の頭巾(フード・オヴ・ヘルファイア)」とフォースウェポン「ティグリウスの杖」を持つため、通常戦力としてもかなりの実力を備えています。ポイント以上の活躍をさせられるかは、プレイヤーの腕しだい。


教戒官カシウス

ウルトラマリーン戦団における最古参の尊厳長、オルタン・カシウス。自身が合流している部隊の突撃時、失敗したヒットロールを振り直すというスペシャルルールを持つヘッドクオーター、チャプレインのひとりです。特筆すべきは耐が6もあるというところ。その上「痛みを知らぬもの」持ちで、とにかく死にがたい。白兵戦でガンガン押す戦術を取るのなら、ぜひともアーミーに迎えたいキャラクターです。

数百年におよぶ壮絶な戦いをへて、肉体のほとんどを機械義体に置き換えているカシウス。スカルヘルメットをかぶるまでもなく、その素顔だけでじゅうぶんに恐怖を呼び覚まします。左手にかまえたコンビフレイマーは、ヘルファイア・ボルト弾を放つことができる戦団の至宝「インフェルナス」です。


ヴァルカン・ヘスタン

サラマンダー戦団を率いる工炉の父(フォージファーザー)、ヴァルカン・ヘスタン。炎を操ることを得意とするキャラクターで、アーミー内のメルタガンやフレーマーのダイスを振り直すという、強力なスペシャルルールを持っています。残念ながら現行のコデックスにおいては、サラマンダー系以外のアーミーでは使用不可となってしまいました。

デジタル・ウェポン内蔵のヘヴィフレイマー「工炉の篭手」、アーマーセーヴィング+2、スペシャルセーヴィング+3という最強クラスの防具「ケザーレの外套」、マスタークラフト・ウェポン「ヴァルカンの槍」と、戦団の至宝をひとりで3つも装備しているよくばりさん。サラマンダー戦団ならば、最前線で活躍させるべき必須キャラクターです。


チャプターマスター/キャプテン

第5版スターターセット「ブラックリーチ強襲」にセットされていたユニットです。武装はパワーソード(レリックブレイド)とボルトガンを装備。ぼくがはじめてペイントしたモデルなので、特別な思い入れがありますね。ぼくはこのキャラクターを「シドニス・アクアリウス」と名づけて、アクアリウスマリーンの総司令官としています。

けっこう何度も塗り直しをしたため、歴戦の勇士といった風格が出ているシドニス。現行コデックスではチャプターマスターが大幅に強化されたため、ゲームでも積極的に使っていきたいキャラクターです。



ライトニングクロウとストームボルターを装備したキャプテン。わりと最近になってから作ったモデルです。

いかにも司令官らしい、豪華な装備のキャプテン。そのわりにとくに秀でた能力もないので、ゲームで活躍できるかどうかは未知数ですね。



ターミネイターアーマーを着用したキャプテン。グレイナイトのキャプテン・スターンをウルトラマリーン風にペイントしました。

手の甲に装着するタイプのストームボルターが気に入って、アクアリウスマリーンの一員に加えました。左肩にグレイナイトのエンブレムが入ったままなのは、厳密にいうとおかしいのかもしれませんけど……。



おなじく、ターミネイターアーマー装着のキャプテン。メタル製のため、ゲームで持ち運ぶときなんかには、けっこうあつかいづらいんですよね。


マントなしなので、ターミネイター・サージェントとしても使用できそうなモデルです。
 

オナーガード

チャプターマスターを護衛する、ベテランユニットです。頭数や追加装備をそろえると、戦力のわりにかなりのコストになってしまうのですが、いつかはゲームで使ってみたいロマンあふれるユニットです。

チャプター・チャンピオン。戦闘時に、かならず一騎討ちを選択しなければならない戦団筆頭戦士です。パワーソードの二刀流でデフォルト4回攻撃、間接攻撃はナシ。男らしい。

オナーガードベテラン。パワーアックスとボルトガンで、チャプターマスターを守ります。ヘルメットの羽飾りがカッコいいでしょ?

チャプターバナー・ベアラー。戦場における、不屈の精神を表す象徴である戦団旗を死守するオナーガードです。

マルネウス・カルガーとオナーガード・ユニット。ファインキャストモデルですが、とにかく細部の精度が低く、作るのに苦労しました。はたして、彼らがぼくのゲームに登場する日は来るのでしょうか……。


コマンド・スカッド

チャプターマスターを守るオナーガードに対し、キャプテンやチャプレイン、ライブラリアンに同行する部隊がこのコマンド・スカッドです。

カンパニー・チャンピオン(中隊筆頭戦士)。チャプター・チャンピオンとおなじく、一騎討ちのために命をかける戦士です。頭上に高々と掲げたパワーソードと、ボルトピストルを内蔵したコンバットシールドがトレードマーク。

メルタガンやフレイマーで武装したベテランたち。近距離系の銃器で、司令官に近寄る敵を焼き殺します。

ユニット内の戦士たちに「痛みを知らぬもの」のスペシャルルールを与える、ナーゼシウムを装備したアポシカリー(医術官)。スカッドが生き残る確率を上げてくれます。

カンパニー・スタンダード・ベアラー。中隊旗持ちです。付属のデカールとゴールドの文字入れで、無地の中隊旗をそれらしくペイントしてみました。

キャプテンとコマンド・スカッド。これだけの装備をさせると、コストもかなりのものになります。できればレイザーバックに乗せて、最前線で暴れ回らせたい。


戦団の英雄たち

最初期に購入したメタルモデルのセットです。さまざまな特殊武装を備えた歴戦の英傑たちであり、ゲーム中ではチャプターマスターやキャプテンとして使用できます。ミニチュアのペイントの仕方もよくわかっていなかったときに作ったのですが、カラフルなので塗っていて楽しかった記憶があります。

マスター・オヴ・アーセナル(武具庫長)。武装はパワーソードとパワーフィスト。

マスター・オヴ・ウォッチ(要塞院守護長)。ストームシールドとパワーアックスをかまえています。

マスター・オヴ・リクルート(入団典儀長)です。パワーソードとボルトガンを装備。

マスター・オヴ・フリート(艦隊長官)。サンダーハンマーをかついだ司令官です。


チャプレイン

ターミネイター・アーマーを装着したチャプレイン。ぼくがはじめて作ったメタルモデルです。死と恐怖を体現したスカルヘルメットと、漆黒のアーマーのカッコよさに、とにかくシビれました。いまでも、お気に入りのユニットのひとつです。

ヘッドクオーターの中でも大きな部類のモデルなので、戦場での存在感はバツグン。汚しのペイントは、かなり試行錯誤しました。



ジャンプパック・チャプレイン。ファストアタック・ユニットであるアサルト・スカッドを率いて、戦場を縦横無尽に跳び回る死の天使です。

ターミネイター・チャプレインの重厚さとは対称的に、身軽さが信条のジャンプパック・チャプレイン。対戦相手のタイプや戦術によって、うまく使い分けるのがいいと思います。


ライブラリアン

ターミネイター・ライブラリアンです。ぼくのアーミーにはティグリウスがいるため、あまりゲームでの登板機会はありませんが、ポーズや装飾がカッコいいので好きなユニットのひとつです。

ちなみに、これがはじめて作ったファインキャストモデルです。ヒケやゆがみが多くて苦労しました(欠けている部分を、パテで補修する技も覚えました)。でも、ターミネイター・チャプレインと対にして並べると絵になるんですよね。