ヘヴィサポートとは
ヘヴィサポート(Heavy Support)は、重火器を装備したスカッドや大型砲塔を備えた戦車や自走砲が分類されるカテゴリーです。その攻撃力と耐久力は、ほかの兵種とは比べ物にならないほど強力ですが、そのぶんコストも高め。早いターンで狙い撃ちされると、一気に不利な状況に陥ることもありますので、運用の仕方には注意が必要です。
ディヴァステイター・スカッド
見ての通り、ボルトガンの代わりにヘヴィウェポンを装備したマリーンの小隊です。ミサイルランチャー、マルチメルタ、ヘヴィボルター、プラズマキャノン、ラスキャノンのいずれかを、1スカッドにつき4人まで持つことができます。これらのヘヴィウェポンは、移動したあとに撃つことができないため、位置取りがとても重要です。
ディヴァステイター・スカッドのサージェントは、バックパックに「シグナム」と呼ばれるデータ解析用の通信装置を搭載しています。これにより、スカッド内の任意の一名の射を5にすることができます。
ミサイルランチャーを持ったマリーン。歩兵攻撃用のフラグミサイルと、ビークル攻撃用のクラックミサイルを自由に撃ち分けられるほか、アップグレードで対空攻撃用のフラックミサイルを使用することが可能。汎用性が高く、使いやすい兵器です。
ビークル攻撃時に、絶大な威力を発揮するマルチメルタ。ほかのヘヴィウェポンと比べると射程距離が短いため、ディヴァステイター・スカッドで活躍させるのはむずかしいかも。
ヘヴィボルターを装備したマリーンです。ほかのヘヴィウェポンに比べると、若干コストは安めですが、威力もそれなりなのであまり使う機会はないと思います。
ブラスト兵器である、プラズマキャノンを持ったマリーン。うまく命中すれば、ターミネイター・スカッドさえ一撃で全滅させることも可能です。しかし、プラズマの宿命として「過熱注意」(ヒットロールで1を出すと、撃った自分がダメージを負う)というデメリットがあるので、それだけは要注意。
長い射程距離と、高い攻撃力を併せ持つラスキャノン。このラスキャノン4本で狙われれば、敵のプレッシャーも相当なものとなるでしょう。ただし、コストもそれなりに高くなってしまいますが。
ラスキャノンを4本装備したディヴァステイター・スカッド。戦車並みのコストになってしまいますが、それだけの価値はきっとあるはず。
プレデター
スペースマリーンの主力戦車が、このプレデターです。ライノの車両に、主砲と側砲を装備。装甲も強化されており、とくに正面装甲13はかなり堅牢です。
主砲にオートキャノン、側砲にヘヴィボルターを2門搭載した、デストラクターと呼ばれるプレデター。対歩兵向きの装備です。
側砲は、マグネット付きのハッチと交換することにより取り外しができます。
こちらは、主砲をツインリンク・ラスキャノン、側砲をラスキャノン2門にしたプレデター・アナイアレイター。3本のラスキャノンの攻撃力は、目を見張るものがあります。
最大限の攻撃力を相手に向けられるよう、位置取りを考えましょう。
主砲をオートキャノン、側砲をラスキャノンにすることも可能です。
主砲のパーツは、自由に付け替えられるように改造してあります。
ホワールウインド
多目的ミサイルポッドを搭載した自走砲・ホワールウインド。たとえ射線が通っていない敵ユニットであっても、ターゲットとすることができる「バラージ」というルールを持っています。
車体の装甲値はライノ並み。狙い撃ちされると、意外とアッサリやられてしまいます。
カバー無視で攻撃可能なインセンジャリー・キャステラン・ミサイルと、より攻撃力の高いヴェンジェンス・ミサイルを、各ターンごとに自由に撃ち分けることができます。
ヴィンディケイター
車体前面の巨大なシージシールドと、強力な攻城砲デモリッシャー・キャノンを搭載した戦車・ヴィンディケイターです。
攻撃を受けたときの、クルーへの衝撃を軽減する追加装甲を装着済み。
危険地形判定に自動的に成功するシージシールドと、攻撃力10・ブラスト大という圧倒的な主砲デモリッシャー・キャノン。最前線での切り込み役として活躍してくれそうです。
ランドレイダー
スペースマリーンにおける最大最強の戦車であり、まさに動く要塞。それがこのランドレイダーです。装甲値は、ゲーム中最高の全面14。車体ポイントも4と、鉄壁の防御力を誇ります。さらに、10人までの兵を輸送することが可能で、降車後に突撃可能な「強襲突撃車両」というスペシャルルールを持っています。
武装は、両側面にツインリンク・ラスキャノン。前面にはツインリンク・ヘヴィボルターを標準で搭載しています。なお、側面砲塔は前後に付け替え可能です。
車両の前面ハッチをオープンさせ、輸送してきたユニットを降車させることができます。
追加オプションとして、マルチメルタを搭載することも可能。
ランドレイダー・クルセイダー
ランドレイダーの派生車種。ツインリンク・ラスキャノンをハリケーン・ボルターに、ツインリンク・ヘヴィボルターをツインリンク・アサルトキャノンに変更。輸送人数を16人までと大幅に増やした、突撃に特化したタンクです。
敵歩兵部隊に、雨あられと弾丸を撃ち込むハリケーン・ボルター。
ランドレイダー・リディーマー
クルセイダーの側面砲塔を、フレイムストーム・キャノンに換装したランドレイダー・リディーマー。輸送人数は12人で、クルセイダーとおなじくフラグ・アサルトランチャーを標準で装備しています。
テンプレートウェポンであるフレイムストーム・キャノン。強力な炎で敵ユニットを焼き尽くします。
軍曹クロヌス
スペースマリーンのタンクのうち、一台にだけ搭乗させることができる戦車長、アンタロ・クロヌス。彼が指揮する戦車は、射5で攻撃することが可能なほか、衝撃と気絶のビークルダメージを無視。さらに、「死なざるもの」のスペシャルルールにより、自軍ターン終了時にD6を振って5以上が出れば、失った車体ポイントを1回復することができます。
クロヌスが搭乗しているタンクが破壊された場合、緊急降車後に単独行動キャラクターとして使用することができます。
クロヌスを乗せることで、攻守に渡って戦車を活躍させることができそうです。
サンダーファイア・キャノン
ユニットの種別は「アーティラリー(野砲)」。キャタピラのついた車体の上に搭載された砲塔本体と、射撃および移動を担当する射撃クルーによって構成されています。
サンダーファイア・キャノン。一回の砲撃で、4発の砲弾を撃つことができます。また、射撃を担当するテックマリーンの操作により、「地表爆発」「空中爆発」そして「地中爆発」という3種類の爆発プログラムを選択可能です。
ビークルのように見えますが、付近にクルーがいなければ自発的移動はできないし、攻撃を受けたときの装甲貫通判定もありません。また傷が2、耐が7あるため、そうカンタンには撃破されません。
射撃クルーとなるテックマリーン。ベースを接触しているビークルを修理できる「万機神(オムニシア)の祝福」や、任意の情景モデルのカバーセーヴ値を向上させられる「要塞化」といったスペシャルルールを持っています。さらに+2のアーティファイサー・アーマーを身にまとっているため、守りもカンペキ。
背負っているのは、テックマリーンの命ともいうべき可動式神殿「サーボハーネス」。
サーボハーネスには、多目的マニピュレーター「サーボアーム」を2本装備。おもにサンダーファイア・キャノンへの砲弾装填に使用するほか、白兵戦時には2本分のパワーフィストとしても役立つ優れもの。
さらに攻撃力の高い「プラズマカッター」と、広い攻撃範囲が魅力の「フレイマー」も付属しており、このふたつを同時に射撃することも可能です。さらにさらにふたつともアサルトウェポンなので、移動後の射撃および突撃もできます。いち技術士官にしておくにはもったいない、まさにワンマンアーミー。
テックマリーンは、単独でアーミーに編成することでマスター・オヴ・フォージ(ヘッドクオーター)としても使用できるので、戦術の幅がぐっと広がります。一部に熱狂的なファンが存在するサンダーファイア・キャノンですが、ぼくもぜひゲームで使ってみたいですね。